天正15年7月13日 伊達政宗書状

急度預け示し候。即ち披見せしめ候。11日の夜により、討ち参り候いけるや、心もとなく候。二(二本松)・塩(塩松)除け衆どもの扱いと見え申し候。これに就き、苗代田の地、お気づかいに候や、かの夜討の故に引きこめ候えば、外聞見所如何に存じ候。警固をも差しこめられ、先ず以って是非に抱えられるべく然りに候。不断手先には、柴見番を置かれ候いてよき候べく候。万々書中には申されず候。只々賦に相極め候よし存じ候。鉄砲の事、相越すべくもっともに存じ候えども、事切れもこれ無く候に、何となく当秋中警固は、如何に候。重ね併せて様体により、人数遣も申すべく候。恐々謹言。
追って、幾度ながら、安子島へ御入魂しかるべく候。彼の人分別の無き者に候間、諸事なげうたれ不足候べく候。彼の人無二に候は、夜討其のほかも罷り越すまじく候。よくよく御思安候べく候。以上。

(天正15年)7月13日   政宗
          五郎殿

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