年未詳3月26日 伊達政宗書状

今日山の賦悪く候て、鹿ども多くもらし候て、無念に候。この分にては、この中の遊興jも無体のように存じ候間、また明日山追申しつけ候。ちとからく思しめし候とも、ご見物もっともに候。夜前も申す如く候。無人にて近所にござ候て、ご見物もっともに候。恐々謹言。
尚々、そこもとにござあるまじきと存じ候て、棗一つ進じ候。かしく。
3月26日   政宗(花押)
房州 御宿(所?)

慶長10年代前半頃か?

今日の山狩りは成果が悪く、鹿どもを多く打ちもらして、残念だ。この調子ではこのごろの遊興もつまらなく思うので、また明日も山狩を申しつけた。すこしからくお思いになるだろうが、ご見物あるように。昨夜も言ったとおり、供は少なく近所にお越しになって、ご見物あるように。恐々謹言。
なおなお、そちらにないだろうと思い、棗をひとつ差し上げる。かしこ。

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