年未詳5月27日 伊達政宗書状

その後は書状をなすことも申さず候、この中の雨天、御退屈なるべしと存じ候。ようよう天気晴れ候ように見え候。明日御登城もっともに候。面を以って万々申すべく承り候。恐惶謹言。
さしたる義なく候えども、それ以来無音の間、このごとくに候。かしく。
5月27日    政宗(花押)


(捻封上書)伊安房守殿   政宗


その後は手紙も出さずにいたが、このごろは雨続きで御退屈でおられることと思う。ようやく天気も晴れるようだ。明日は御登城あるように。対面していろいろお話したいと聞いている。恐惶謹言。
さしたることもないのだが、それ以来ご無沙汰なので、このように手紙を出したのだ。かしこ。


戦国BASARA調 訳(MARIOさま ご提供)

Dear 成実。

随分Letterを出さなかったな。最近は雨ばかりだったから退屈だったろう?
ようやっと天気も回復するようだから、明日は城に来てくれ。
直接会って、色々話したいと思っている。

別に大した用事はねぇんだが、考えてみれば随分ご無沙汰だったから手紙を書いてみた。

それじゃあな。


5月27日 政宗

 

「成実と書簡」へ戻る

Page Top