寛永9年1月31日  伊達政宗書状

態の飛札祝着申し候。 相国様去る24日の晩、御他界なされ候。しかれどもここもと無事に候間、御心安かるべく候。何時にても、用の儀ござ候は、左右を申し候べく間、その以前の御上り、必ず御無用に候。あい替る儀も候は、飛脚をもって申し下すべく候。恐々謹言。以上。

(寛永9年)1月31日 政宗御書判

伊達安房守殿

わざわざの手紙をありがとう。大御所秀忠様は、さる24日の晩、御他界なさった。けれどもこちらに変事はないのでご安心あれ。用事があればいつでも知らせるから、それ以前の上府は必ず謹んでほしい。変事があれば飛脚を飛ばして指示する。恐々謹言。

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