寛永中9月16日伊達政宗書状

今において此方ご逗留候や、作事のよし、口切の用意と察しめ候。よりてこの菱喰、さる7日、夏鳥屋出で候鷹にて、唯一寄りに自身合わせ候鳥にて候。今日まで掛け置き、詠み申し候。進じ候。ようやく10日に及び候。すなわち料理しかるべく存じ候。恐々謹言。

今日は西館へ振舞に参り候。礼に御出で候こと、必ず無用になさるべく候。

季穐16日  政宗(花押)

(捻封ウワ書)

伊房州 御宿所    政宗

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