房州よりの書状、つぶさに披見候。余義なき理にて候。即ち役の義、200貫の通は、房州一代免許申すべく候。そのよし懇ろに使者へ申し渡すべきこと。謹言。
追って。この撚披見の為、房州へ遣わすべく候。かしく。
初冬(10月)朔日 政宗(花押)
(捻封ウワ書)
佐々若狭殿 政宗
「成実と書簡」へ戻る