寛永中10月25日伊達政宗書状

明朝の礼儀として、唯今御登城のよし、承り届き候。しからば数寄道具共、この書立の内、御覧ありたきに、点を懸け候て給うべく候。明朝出し申すべく候。恐々謹言。

なおなお、万々明日面にて申し承るべく候。

10月25日  政宗(花押)

(捻封ウワ書)

伊房州 御宿所    政宗

意訳

明朝、礼儀として御登城のよし、只今承った。それならば数寄道具で、このリストの中にご覧になりたいものがあったら、点をおつけになってほしい。明朝出しておこうと思う。

よろずのことはまた明日お会いして。

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