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天正17年1月24日 伊達政宗書状

田(田村)衆に談のよし候。兼日承りこころもとなく存じ候ところに、書翰つぶさに被見、田衆存分まずもってよんどころなく候。けだし岩城の是非承り届けず以前に、小(小野)・大(大越)へ及び事切れ候は、岩(岩城)において、当方不首尾のようにたしかに取り置かれるべく候、わずかの事延び候とも、岩の存底承り届け、その上たとい3-4家再乱候とも、よんどころなく(候)。なお大越の儀、此方においてもすなわち存じ候。小野1月2月もあい支え力も候は、当方不首尾のように岩城において取り成され、小野へ助力も候は、田村・当方のためとなすべく如何候や。田(田村)よりも今日24、飛脚を企てられ候き。まずもってこの趣き挨拶せしめ候つ。但しこの上塩味をもって田(田村)へ存分申し越すべき覚悟に候。かたがた御分別をもって、追って此口へご相談此時に候。恐々謹言。
追って、折節少し病気の間、文言そのほか不調法なるべく候。即ち火中。以上。

(天正17年)正月24日酉刻    政宗(花押)
   五郎殿

参照    同日付片倉小十郎宛書状(原文はかな書き主体)

田(田村)衆に中談しかるべく候。様体くわしく聞き届け、まずまずよりどころなく候。しかしながら岩城の底意、聞き届けず候て、小野・大越へ手切れ候ば、当方の扱い、岩城にて不首尾のように、取り置かれるべく候間、少し事延び候とも、まずまず抱えしかるべく候。聊爾に事切れ候はば、たしかに岩城にては此方へうらみ事とりたてられ、小野へかいはたるべく候間、まずまず控え候。さりながら珍しき分別も候はば、これより申しこすべく候。なおこの文ととのい候うちに、館ケ岡よりの文、年始にて候へども、よくよく懇ろに挨拶候て、かえし候べく候。何にても、ちと珍しき物、かえしに候てしかるべく候。いかようにも続け候て、おき候べく候。めでたく。謹言。
この文わすれ候はて火中。かたくかたく。

(天正17年)正月24日酉刻  御書判
   片小

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