天正17年3月19日 伊達政宗書状

これより申し述ぶべき候ところ、簡札悦喜このことに候。なお、片(片平)の義、相調い候こと、大慶の至りに候。兼ねて小十郎をもって申し届けるごとくに候。公辺引き出され候こと、御前に候。事切れの儀、一往あい延べたく存じ候。出馬のことは、重ねて申し越すべく候。ぜひともぜひとも今般の弓矢、よりどころなく候。申したき義、数多候えども、重ねて申し越すべく候条。今般は早々に申し候。恐々謹言。

(天正17年)弥生19日   政宗(花押)
   五郎殿

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