天正14年9月25日 伊達政宗書状

□□来□指義候に、□□音問候。本□□之外に候。今度成実二(二本松)へ早速相移られ候。外聞内義肝要しかるべく候。此の如くの上、境目といい、下々連々□□様の御意見千言万句候、事新しく申す事ながら、事始めより栖父子の御事はとりわけ入魂の義に候条、隔意申す事に存ぜず候。かの書札火中にあり、これを預けるべく候。

恐々謹言

追啓、かの地のこと、方々よりいろいろ詫び言候けるをきふく申しはらい、成実置き申し候。おのおの世間に隠れあるまじく候。

9月25日 政宗(花押)

栖安

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