寛永10年?6月14日  伊達成実書状

以上

治部太輔殿祝言ニ付而、武□□□遠路御酒肴預候。忝候。若林へ罷越不掛御目候。□□事候間、御披露候へく候。 恐々謹言。

(寛永10年?)6月14日 成実 花押

          伊達 実(破)

阿丸目左馬丞殿

 

※ 判読不能マークの□があるので、読み下しにせず「岩手県中世文書(下) 264」の釈文をそのまま掲載します。但し、句読点は武水が補いました。同書には年次比定がありませんが、伊達治部宗実の婚姻の年、ということで「寛永10年?」としました。

※ 本書状の所在についてはせいどう様にご教示いただきました。

参考

「岩手県中世文書(下) 265」 伊達宗実書状

明日19日、祝儀として、房州振舞申し候。貴老御隙入り候とも、御出においては忝くべく候。必ず必ず待ち入るべく候。恐々謹言。

6月18日  宗実 花押

              伊達 治部太輔
                          宗実

下 葛西紀伊守様 参中

※ 葛西紀伊守は、葛西紀伊俊信。仙台藩士葛西氏についてはこのサイトを参照。

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