信達一統志による成実の伝記

  

諱(いみな)成実、後に安房守と号す。伊達兵庫頭基実の男なり。信夫郡大森邨城山にて生る。英雄無双にして処々の砦城を破り二本松の城を責め、又小手森の砦を落とす。其外の武勇勝て数えがたし。寛永九年壬申歳に卒す。享年六十四なり。政宗卿仙台へ封を移されしより成実も伊具郡亘理邨に築き居住す。其孫今に盛にして伊達家一門筆頭なり。成実子なく政宗卿の末子を用て其家を継ぎ、其の身は城址鹿島邨といふ所に隠居し太平の世を楽しみ給うと云々。


※信達一統志
福島藩の志田正徳が天保12年に書いた信夫・伊達両郡の地誌。福島県の『岩磐史料叢書』(歴史図書社、昭和46年)に収める。

かなり突っ込みドコロ満載です(^^ゞ

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