天正15年8月24日 伊達政宗書状

来章祝悦の至りに候。苗代田より近辺に寄居構え置かれ候よし候。しかるべく候。次に、本宮普請の事、昨日羽因(羽田因幡)に申しことわり候いつ。時宜尋ねられるべく候。随って田右馬頭(田村清通)・大越(大越紀伊)方そのほか、前達別して申し通られ候かたがた、不断御入魂専要に候。そこもと御油断候いては、万端相違これあるべく候。何事も追って申し越すべく候。恐々謹言。

(天正15年)8月24日  政宗御書判
         五郎殿

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