巣鷹の礼義として、羽田右兵衛給い候。ことに口上の通り、満足せしめ候。さて、将軍様御機色、日を追いて御快気を得られるのよし、昨日申し来たり候。定めて頓に御本復あるべしと存じ候、如く承り候。御普請近日残りなく出来申すべく候。石垣の分は、は疾くに仕舞候よし申し候。なお、中島堅物所より申すべく候。恐々謹言。
以上
(寛永6年)7月14日 政宗(花押)
伊達安房守殿
※巣鷹=雛のうちに巣からおろした鷹
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