寛永中10月4日伊達政宗書状

名取笠島近所に、鶴6-7ござ候。鷹にて※候えども、大ふけにて、何ともなり申さず候。よきところへあけ候かと、追い立て候えども、ふけを離れず候。鉄砲にて打たせ申すべく候。此方にも上手どもそ候へども、鶴打ちつけ申し候。そなたの萱葉源兵衛お越しあるべく候。明日此方へ未明に給うべく候。さ候はば岩沼に案内者一人待たせもうすべく候。その者次第に打ち候えと、仰せつけもっともに候。恐々謹言。

朔日より両日鷂使い、また昨日は鳫鷹野に出で候て、鳥屋出の鷹三据えさせ、三ながら一より筒に取り替い、満足申し候。かしく。

10月4日  政宗(花押)

伊房州 御宿所

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