天正13年6月8日 伊達成実書状

檜原より進上の書状、御返答披見いたし候。政宗へ奉公これあるべきのよし、満足つかまつり候。この上お望みの儀も候はば、申し聞かれるべく候。政宗判形相調え進ずべく候。恐惶謹言。

(天正13年)6月8日 伊達藤五郎成実 判
猪苗代弾正少輔殿

参照 

貞山公治家記録天正13年5月此後条取意文
書状の趣は
「前日檜原より進ずる所の書状の返答到来披見す。当方に奉公せらるべきの旨満足す。この上は貴殿所望の義もあらば、つぶさに仰せ聞こえらるべし。屋形(政宗)の判形を調え進ずべし」
のよし申し遣わさる。
成実記「一 会津へは……」
「檜原より進じ候御返答、披見申し候。政宗へ御奉公申すべきよし満足つかまつり候。この上は望みの儀も候はば承るべく候。政宗判形を進ずべく候」

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