伊達成実の著した伊達政宗の一代記は、一般に「政宗記」または「成実記」と呼ばれます。この一代記は大きく分けて二系統に分かれます。
すなわち、
の二系統です。
前者が覚書風であるのに対して、後者はより内容が整理されており、前者が成立した後、内容を整理して後者が成立したと考えられています。
便宜上、本記事では、仙台叢書版のバリエーションに従って、前者を「成実記」、後者を「政宗記」と呼ぶことにします。
以下、書誌情報をまとめました。
なお、本記事作成に当たっては、慶さんのサイト、[sd-script]-Writing about him- の 成実著作とその他政宗言行録 『政宗記』と『成実記』の区別 を大いに参考にさせていただきました。感謝して付記します。
そのほか、国立国会図書館近代デジタルライブラリーで仙台叢書が順次UPされています。
検索ワード:「伊達日記」「伊達成実」で古典籍総合目録DBを検索した結果、および博物館等の目録などから拾ったものです。