一 月斎・刑部は申すに及ばず

一 月斎・刑部は申すに及ばず

一 月斎・刑部は申すに及ばず、梅雪・右衛門そのほか相馬へ申し合わせ候侍も、少々表立ち候衆は、宮森へ伺公いたし、石川弾正御退治なされ、田村をかたまの御めでたきよし申し上げ候。そのうち常盤伊賀も伺公いたし候。右各相談のみぎり、伊達を頼み入るべきよし、口ひらきつかまつり候について、いずれもそれに同心のよし聞こし召し、御大慶に思し召すよし、御意なされ、金熨斗つきの御腰の物下され候。

「成実記 目次」

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